コラムColumn
津軽鉄道ストーブ列車
2025/03/17
津軽鉄道(津軽五所川原~津軽中里)
ダルマストーブの上でスルメ焼き
列車内の色紙
途中駅の金木にある太宰治の生家(現在は記念館の斜陽館)
津軽鉄道は青森県津軽地方を走る最北の鉄道事業者で、営業キロ20.7kmを経営する。冬季には客車内にダルマストーブを設置した列車が運行される。
記念館三笠と猿島
2025/02/11
軍艦三笠記念館(横須賀市)
猿島への定期船
猿島の遊歩道
猿島の砲台跡
現在、NHKで「坂の上の雲」が再放送されていますが、この物語の主人公の一人の海軍参謀が日露戦争の日本海海戦で乗船していたのが連合艦隊旗艦の三笠。軍艦三笠は、日本の軍事力強化の一環でイギリスで造られた当時最新鋭の鋼鉄軍艦でした。その三笠が記念館として横須賀市の公園に保存されていて、船内を見学することができます。この公園の近くから定期船で10分程度のところに無人島の「猿島」があります。戦前の猿島には防空基地として弾薬庫や高射砲などが設置され、現在はその痕跡(砲台跡など)が残っています。また、横須賀は海上自衛隊の基地があり、市内では船ごとに多少レシピの違いがある海軍カレーが食べられます。
立山・黒部アルペンルート
2024/12/21
黒部ダム
関電トンネル(扇沢から黒部ダムまで)

立山から眺めた室堂平

剣岳山頂付近
立山黒部アルペンルートは、標高3000m級の山々が連なる北アルプスを貫く世界でも有数の山岳観光ルートです。長野県大町市「扇沢駅」から富山県立山町「立山駅」までの総延長37.2km、最高地点2450mを電気バスやケーブルカー、ロープウエイなどの乗り物を乗り継ぎ、雄大な自然や絶景を楽しむことができます。周辺には、富士山、白山と共に日本三大霊山して称えられている立山(3015m)や岩と雪の殿堂の劔岳(2999m)が屹ています。
中央アルプス(木曾駒ケ岳・宝剣岳)
2024/10/21

木曾駒ケ岳(奥)と宝剣岳(手前)
千畳敷カール

木曾駒ケ岳山頂社

木曾駒ケ岳から眺める木曾御嶽山
中央アルプス(木曾山脈)の主峰は木曽駒ケ岳(2956m)で、その南には中央アルプスの三大岩峰の一つ宝剣岳(2931m)がそびえています。駒ケ岳には、山岳信仰や仏教などが融合した独自の信仰が生まれており、山頂には社があります。また、山頂直下は氷河時代の遺産ともいえるカール(氷河の浸食によって山の斜面に形成された半円形の窪地)が展開されています。山頂からは2014年9月に大噴火し、58名の犠牲者を出した木曾御嶽山が目に飛び込んできます。
羽黒山
2024/08/07
羽黒山は、山形県鶴岡市にある出羽三山の一つで、表玄関の随進門から途中の五重塔(国宝:改修工事中)を通り、2446段の石段の参道を登った山頂には出羽三山神社(三神合祭殿)があります。三神合祭殿は、月山、羽黒山、湯殿山の三神を祀っていて、月山は死後の安楽を祈る山(過去)、羽黒山は現世の幸せを祈る山(現在)、湯殿山は生まれ変わりを祈る山(未来)とされています。
随進門
石段の参道
出羽三山神社(三神合祭殿)
世界遺産と戦場であった島(沖縄本島)
2024/05/28
1 世界遺産の島
(1)世界文化遺産
琉球王国のグスク(城)及び関連遺産群(全部で9か所)
(一例)
・今帰仁村の今帰仁城跡
・南城市の斎場御嶽
(2)世界自然遺産
「奄美大島、徳之島、沖縄北部、西表島」
・山原(やんばる)の森(与那覇岳登山道)
・ヤンバルクイナ(生態展示学習施設にて)
2 戦場の痕跡
世界文化遺産・首里城跡の地下にある「旧日本軍司令部豪」入口
日本の離島(鹿児島県:加計呂麻島)
2024/04/13
奄美大島と加計呂麻島を結ぶフェリー「かけろま」
奄美大島瀬戸内町から見た加計呂麻島
戦跡公園の弾薬庫跡
加計呂麻島は、奄美大島から大島海峡を隔ててすぐ南隣にある人口1200人余、面積77.25㎢の小さな島で、鹿児島県大島郡瀬戸内町に属します。リアス式海岸の複雑な地形の間に分布するサンゴ由来の真っ白な砂浜とコントラストをなす加計呂麻ブルーと呼ばれる青い海とが特徴的です。
震災遺構
2024/03/16
福島県浪江町立請戸小学校校舎
福島県浪江町立請戸小学校教室内
宮城県女川町交番
東日本大震災から13年が経ち、津波などの脅威を象徴する残された建屋について、「震災遺構」として保存するかどうかが、いくつかの自治体で議論されてきました。「未来の命を守る役割を担うので、後世に残すべきもの」という意見。一方で建屋内で犠牲になった遺族にとっては「見るのがつらいので解体して欲しい」という意見。時間をかけての議論のうえ、「震災遺構」として残されたものもあり、当時の状況を推測するには十分な「姿」となっています。
日本の離島(鹿児島県:奄美大島)
2024/02/10

マングローブ林

ヒカゲへゴとヒガンサクラ

アマミノクロウサギ(国の特別天然記念物)

ユワンツチトリモチ(奄美大島の最高峰「湯湾岳」山頂付近に自生する固有種)
奄美大島は九州南方海上にあり、鹿児島市と沖縄本島の中間に位置する人口6万人弱の島です。気候は温暖な亜熱帯気候であり、季節風や台風の影響で雨が沢山降るため、マングローブ林など豊かな森が生い茂っています。。奄美大島や徳之島は元々ユーラシア大陸の一部でしたが、地殻変動により大陸と切り離され、島で生き残りあるいは独自に進化した固有種や亜種が多く生息していること(生物多様性)が評価され、2021年7月、徳之島、西表島、沖縄本島北部(山原)とともに日本で5件目の世界自然遺産に登録されました。
JR只見線
2023/12/31
第二只見川橋梁を渡るキハE120形気動車

会津沼田街道(会津宮下駅付近)
只見線は福島県会津若松市の会津若松駅から新潟県魚沼市の小出駅までを結ぶJR東日本の鉄道路線です。沿線の多くは只見川沿いの山村で、会津盆地・新潟県内も含め全線でローカル色の濃い車窓風景が続き、沿線の美しい光景が眺められます。2011年7月の新潟・福島豪雨により複数箇所で橋梁が流され、もともと赤字路線であったこともあり廃線の危機に陥っていましたが、2022年10月に11年ぶり全線で運転を再開しました。また、会津沼田街道は群馬県沼田市から福島県会津坂下町にいたる街道で、会津宮下の街道沿い家屋の軒先には、屋号の看板が付けられています。