コラムColumn
高野山
2023/08/14
高野山金剛峯寺
和歌山県北東部の標高1,000m級の峰々に囲まれた盆地に広がる高野山は、1200年前に弘法大師空海が開創した真言密教の聖地です。高野山には「金剛峯寺」をはじめとする寺院が117あり、全国各地からたくさんの修行僧が集まっています。117の寺院のうち52の寺院が宿坊となっており、一般の参拝者が宿泊でき、修行体験や精進料理をいただくことができます。
日本の離島(長崎県:五島列島)
2023/07/10
福江島の大瀬崎灯台
奈留島の江上天主堂
長崎港と五島列島(福江島・中通島)を結ぶフェリー
五島列島は五島市と新上五島町の自治体で構成され、福江島、久賀島、奈留島、若松島、中通島の5つの大きな島を中心に約140の島からなる島嶼群で、西海国立公園に指定された大自然とキリスト教の歴史にあふれる島々です。集落ごとにキリシタンの歴史を物語る数々の教会・史跡が存在し、平成30年7月に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界文化遺産に登録された構成資産12のうち4つが存在しています。
日本の離島(島根県:隠岐諸島)
2023/05/01
島根県に位置する隠岐諸島は島根半島の北方約50㎞に位置する群島で、島前3島(西ノ島、中ノ島、知夫里島)と島後(隠岐の島)を中心とした島々で構成されています。
隠岐諸島の特徴はその歴史と自然にあります。歴史的には、出雲国の影響からか島内に100以上の神社が残り、信仰に守られた島になっています。また、奈良時代から遠流の地とされ、以降、幾人かの人が流され、鎌倉時代には後鳥羽天皇や後醍醐天皇が配流されております。自然的には、ユネスコのジオパークに認定されており、浸食や隆起によって生まれた独特の景観を見ることが出来ます。
流氷
2023/03/09
オホーツク海の流氷と知床連山
砕氷船
例年、1月半ばになると、オホーツク海では、流氷が知床半島までやってきて、2月には知床半島の周りが流氷で埋め尽くされます。この知床半島を含むオホーツク海の水が凍る要因の一つに、シベリアからの厳しい寒気がありますが、温暖化の影響なのか、年々流氷が漂着する時期は遅くなるとともに、その厚さも薄くなっていると聞きます。
北極に住むホッキョクグマは、流氷がなければ、流氷上で生活する獲物のアザラシを捕獲することが出来なくなり、ホッキョクグマの生存自体も危ぶまれてきます。近い将来には、オホーツク海の流氷も見ることが出来なくなるのでしょうか。
日本の離島(沖縄県:慶良間諸島)
2023/02/09
沖縄県那覇市と座間味村を結ぶ「フェリーざまみ」
渡嘉敷島の阿波連ビーチとケラマブルーの海
座間味港の模擬ザトウクジラ
座間味海峡に浮かぶ帆船
慶良間諸島は沖縄県那覇市から西に約40kmの東シナ海に点在する、大小20余りの島々からなる島嶼群です。行政上は渡嘉敷島を中心とする渡嘉敷村と座間味島を中心とする座間味村の二村に分かれています。2014年3月には、諸島及びその周辺海域が慶良間諸島国立公園に指定され、世界でも有数の透明度でケラマブルーとよばれている海は、スクーバダイビングやホエールウォッチングのポイントとして人気の高い海です。 一方、1945年3月26日から始まった太平洋戦争末期の沖縄戦において、米軍が最初に上陸した地が座間味村阿嘉島で、多くの尊い命が奪われたところでもあります。
日本の離島(鹿児島県:甑島)
2022/12/01
「甑島」(こしきしま)は、薩摩半島から西方へ約30km、上甑島・中甑島・下甑島と縦に3島を連ねます。
鹿児島県の離島ですぐに思い浮かぶのは、南方に位置する種子島、屋久島、奄美大島などの離島ですが、西方に位置する甑島は読み方さえ分りませんでした。
行政区域は薩摩川台市に属し、人口4000人弱の島々ですが、自然豊かで変化に富んだ地形が魅力で、魚の美味しい島です。
日本の離島(東京都:青ヶ島)
2022/07/24
青ヶ島は本土から358㎞、八丈島から68㎞の距離に位置し、人が住んでいる島では伊豆諸島最南端の小さな島で、青ヶ島村は人口163人(2020年統計)の日本一人口の少ない自治体です。
島に行くには八丈島から「ヘリコプター(9人乗り)」(約20分)か「くろしお丸」(約3時間)ですが、ともに天候に左右されるため上陸が難しく(特に船:でも上陸は船がいい)、また上陸したとしても帰れない(10日間以上も)状況になることもあるそうです。
村の展望台から見る内輪山の風景を、映画「君の名は。」に出てくるご神体のある山に重ねてしまいます。
青ヶ島(全景)
内輪山(丸山)
ヘリコプター(愛らんどシャトル)
くろしお丸
日本の離島(長崎県:対馬・壱岐)
2022/06/19
(対馬:海の向うは朝鮮半島)
日本は島国なので、日々の生活の中で「国境」を意識する機会は少ないですが、知床半島の遊覧船事故やウクライナでの戦争などで「国境」を意識する機会が増えました。
長崎県の対馬や壱岐は、地理的に大陸の文化が日本に伝わった玄関口であるとともに、元寇や豊臣秀吉の朝鮮出兵など争いの最前線の地でもありました。
また、現在でも対馬と韓国の釜山には航路があり、対馬の街中は本土に比べハングルの文字が目立ちます。
コロナ禍で外国人観光客等も激減し、日常で異文化に接する機会も減っている中、ニュースでは日々変化する世界情勢が伝えられますが、何故か現実の世界ではなく、映像上のフィクションの世界に感じてしまいます。
2021年の年末
2021/12/10
(夜の選手村)
早いもので2021年も12月中旬になりました。
緊急事態宣言が発令されていた期間も長く、また次々と新型コロナウイルスが出現するなどで、外出して季節感を感じる機会も少なかった為か、あっという間に終わる感じで、どんな出来事があったのかを思い出すのに苦労します。
今夏に開催された東京オリンピック・パラリンピック競技大会も、何か遠い昔の出来事のように感じられます。
コロナとの付き合いも当分続くと思いますが、アフターコロナを見据えて、新たな日々の過ごし方を見つけていきたいものです。
行政手続き
2021/05/11
(東京都協力店ステッカー)
3回目の緊急事態宣言の期間も5月末まで延長となりました。
昨年からのコロナ禍の中、各種給付金や助成金の申請手続き、最近ではワクチン接種の申し込みなどインターネットによる行政手続きが進行しています。
一方、インターネットに直ぐに繋がらない、電話に切り替えたが話し中で通じない、仕方なく役所に直接出かけて、役所の窓口が混雑しているという状況も生まれています。
インターネットによる方法は、1箇所でエラーが発生すると、そのエラーを解消しない限り先に進めずイライラがつのります。また、インターネット環境が十分でなく、逆に行政手続きの不便さを感じているお年寄りなども多く見られます。
行政手続きもスピードが求められていますが、それを使いこなす人のことを考慮しながら、複数の方法を用意することの必要性も感じます。