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社会保険労務士・行政書士 今井まさみ事務所

Columnコラム

2020年のキーワード

2020/01/06

元旦からテレビや新聞などで使われていた言葉の中では、「東京オリンピック・パラリンピック」、「働き方」、「環境」の3つが多かったように思われます。

昨年のラグビーワールドカップでは沢山の外国人が訪日しました。東京オリンピック・パラリンピックはそれを上回る外国人の訪日や、日本全国から東京を中心とした大会会場がある都市への訪問など「人の流れ」がここ数十年の間で最大となると思われ、その流れの中で人と人との新たな「出会い」や新しい「もの」が生まれる可能性があります。

「働き方」も大きく変わると考えられます。昨年トヨタ自動車労働組合が、賃金原資の配分方法を組合員全員の基本給を一律に底上げするベースアップから、人事評価に応じて配分する制度の提案をしたというニュースがありました。労組も組合員横並びからの脱却を唱える中、オリンピック・パラリンピックを契機に「時差出勤」などによる働く時間帯や「テレワーク」などによる働く場所の多様化が広がり、働き方改革が進む中での「働き方」に大きな変化が出て来る可能性があります。

「環境」の面では、地球温暖化による自然災害への懸念とともに、7月からの「レジ袋の全面有料化」が環境への意識を変化させる契機になると思われます。国内レジ袋の使用量は年間20万トン程度で、一年間に排出される廃プラスチックの2%程度ですが、1枚数円のレジ袋が人々にマイバックを持たせる習慣となれば、プラごみ問題への意識の変化、さらには環境にやさしいライフスタイルへの転換への可能性が生まれます。

いずれにせよ、今年は様々な場面で、日本のいい面も悪い面も意識せざるを得ない1年になると思われます。

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