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社会保険労務士・行政書士 今井まさみ事務所

新着情報News & Information

同一賃金徹底へ強化期間――厚生労働省

2023/03/28

厚生労働省は、非正規労働者の賃金引上げを推進するため、3月15日~5月31日を「同一労働同一賃金の取組み強化期間」に設定した。春季交渉での賃金引上げの流れを非正規労働者にも波及させるのが狙いだ。経済団体に対し、賃上げに取り組む際に同一労働同一賃金の観点を踏まえた対応を求める協力要請文書を発出した。パート・有期雇用労働法の履行確保に向けた取組みも強化する。同法に基づく報告徴収を行う前に、労働基準監督署が非正規労働者の処遇を確認する取組みを全国で開始。労基署の調査結果を踏まえ、4月から都道府県労働局が報告徴収を実施していく。

引用/労働新聞令和5年3月27日3394号(労働新聞社)

雇用関係助成金 生産性要件を廃止――厚労省

2023/03/20

厚生労働省は、生産性向上の取組みを支援するために導入している雇用関係の助成金の「生産性要件」を、3月31日で廃止する(1)。生産性の伸びが同要件を満たしている場合に助成の割増措置を講じているが、要件の確認や支給に長期間を要するといった事務面で非効率な実態があったという。人材確保等支援助成金(テレワークコース)などの助成金については同要件を廃止し、賃金引上げに関する要件を設定する(2)。

1 生産性要件を廃止する助成金

・65歳超雇用推進助成金
・両立支援等助成金
出生時両立支援コース、介護離職防止支援コース、育児休業等支援コース、不妊治療両立支援コース
・人材確保等支援助成金
雇用管理制度助成コース、人事評価改善 等助成コース
・キャリアアップ助成金
正社員化コース、賃金規定等共通化コース、賞与・退職金制度導入コース、短時間労働者労働時間延長コース

2 賃上げ要件に切り替える助成金

・人材確保等支援助成金
介護福祉機器助成コース、テレワークコース、外国人労働者就労環境整備コース、若年者および女性に魅力ある職場づくり事業コース、作業員宿舎等設置助成コース、建設労働者認定訓練コース、建設労働者技能実習コース
・人材開発支援助成金
人材育成支援コース、人への投資促進コース

引用/労働新聞令和5年3月20日3393号(労働新聞社)

 

障害者雇用調整金 対象者年120人超なら減額に――厚労省・省令改正案など

2023/03/13

厚生労働省は、昨年12月に成立した改正障害者雇用促進法に関連し、一定要件下での障害者雇用調整金および報奨金の減額の詳細を定める同法施行規則改正案などを明らかにした。調整金の支給対象者数が10人(年換算で120人)を超える場合、超過人数に対しては、通常の金額よりも6000円低い1人当たり2万3000円を支給する。報奨金は、対象者が35人(同420人)を超える場合、同様に通常額より5000円少ない額を支給する。調整金などの見直しとともに、障害者雇用を後押しする助成金を新設する。調整金などの減額支給の開始と助成金の新設は来年4月。

引用/労働新聞令和5年3月13日3392号(労働新聞社)

介護離職防止 代替要員確保を支援――厚労省

2023/03/06

厚生労働省は令和5年度、両立支援等助成金を拡充する。介護離職防止支援コースに、代介護離職防止 代替要員確保を支援――厚労省替要員を確保した場合の加算措置や、介護休業の申出先および休業中の待遇などを個別周知し、両立環境を整えている場合の加算措置を新設。代替要員の新規雇入れに対しては、20万円を上乗せ支給する。育児休業の取得を後押しする出生時両立支援コースと育児休業等支援コースには、男性の育休取得率などを公表した際の加算制度を設ける。

引用/労働新聞令和5年3月6日3391号(労働新聞社)

中退共・財政検証 付加退職金に上限設定へ――労働政策審議会部会取りまとめ

2023/02/27

労働政策審議会勤労者生活分科会中小企業退職金共済部会(山本眞弓部会長)は、一般の中小企業退職金共済制度(一般中退)の財政検証を行い、今後の退職金水準のあり方に関する意見を取りまとめた。

財政の安定化を図り、長期的に安定した制度として維持していくため、利益が生じた際に支給している付加退職金に上限を設ける。各年度において同退職金に充てる額の上限として、累積剰余金の1%を設定する。運用結果にかかわらず支給している基本退職金の予定運用利回りは、現行の「1%」を維持する。

引用/労働新聞令和5年2月27日3390号(労働新聞社)

すべての階層で能力開発を――厚労省・労政基本部会報告書(素案)

2023/02/21

厚生労働省は、加速する経済・社会の変化のなかにおける労働政策の課題について、労働政策審議会労働政策基本部会の報告書(素案)を作成した。企業の成長には労働者による新たな技術の習得が不可欠とみて、現場労働者から経営者までの各層でリスキリングなど能力開発に主体的に取り組むことが企業に求められるとした。政策面では、スキルの見える化ツールの開発や専門家の助言・相談といった支援を講じるべきとしている。

引用/労働新聞令和5年2月20日3389号(労働新聞社)

育介法見直しへ検討開始――厚労省

2023/02/14

厚生労働省は、育児・介護休業法の見直しに向け、「今後の仕事と育児・介護の両立支援に関する研究会」(座長・武石恵美子法政大学教授)を設置し、第1回会合を開いた。平成28年および29年の同法改正の施行後5年が経過したため、改正法の附則に基づき施行状況を確認し、今後の両立支援制度のあり方を検討する。育児・介護休業や子の看護休暇の方向性のほか、子育て期の長時間労働の是正と柔軟な働き方の実現などを論点に検討を進める。今年5月頃をめどに報告をまとめる予定。

引用/労働新聞令和5年2月13日3388号(労働新聞社)

新型コロナ対応 学校休業時の支援見直し――厚労省・令和5年度

2023/02/06

厚生労働省は令和5年度、新型コロナウイルスの影響を受けている子育て中の労働者に対し、特別休暇を与える事業主向けの助成制度を見直す方針だ。今年3月までの休業を支援対象としている小学校休業等対応助成金に代わり、両立支援等助成金(育児休業等支援コース)に「新型コロナウイルス感染症対応特例」を設定。臨時休業した学校に通う子どもの保護者や、感染した子どもの保護者を対象に有給休暇制度を整備し、実際に取得させた企業に対して1社につき最大100万円を支給する。テレワークなど、学校の休業時でも勤務できる両立支援の仕組みの整備も要件とする。

引用/労働新聞令和5年2月6日3387号(労働新聞社)

無期転換ルール・省令案 労働条件の明示強化――厚労省

2023/01/30

厚生労働省は、有期契約労働者の無期転換ルールに関連し、申込機会の確保に向けた労働基準法施行規則などの改正省令案を明らかにした。無期転換申込権が発生する労働契約更新時に行う労働条件明示事項として、申込機会があることと、転換後の労働条件を追加する。さらに、雇止めを巡る紛争を防止するため、契約締結・更新時の明示事項に、通算契約期間と更新上限回数を加えるとした。施行予定日は令和6年4月1日。

引用/労働新聞令和5年1月30日3386号(労働新聞社)

裁量労働制見直し 専門型も本人同意必要に――労政審労働条件分科会・報告

2023/01/24

労働政策審議会労働条件分科会は、裁量労働制見直しの方向性に関する報告書をまとめた。労働者に専門業務型を適用する際、企画業務型と同様に対象者本人の同意を必須とするよう見直すのが適当とした。適用後に同意を撤回するための手続きの整備も企業に義務付ける。健康・福祉確保措置のメニューに、勤務間インターバルの確保や深夜業の回数制限などを追加することや、専門型の対象業務として、銀行・証券会社での合併・買収(M&A)の考案・助言業務を加えることも提言している。厚労省は報告書を受け、省令改正などの手続きを進めていく。

引用/労働新聞令和5年1月23日3385号(労働新聞社)

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新着情報2024.04.22

同一労働同一賃金 遵守へ「報告徴収」積極化――厚労省・令和6年度運営方針

厚生労働省は令和6年度地方労働行政運営方針を策定した。非正規雇用労働者の処遇を改善するため、同一労働同一賃金の遵守徹底に向けた取組みを強化する。労働基準監督署の定期監督時に、パート・有期雇用労働者などの待遇の確認を引き続 …

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